アジ科に属する魚の総称。非常に多いが、マアジ・ムロアジ・シマアジなどが一般的。どれも側線に沿ってゼイゴがある。マアジの漁獲量が最も多く、普通、アジといわれるものはマアジを指すことが多い。大きな物では50〜60cmになるが、このような大型のものはまれで、主として10cm前後の小アジ、やや大型の中アジが大部分である。アジの中で最も高価で側面に一本の黄帯が通っているのがシマアジだが、年々漁獲量は減少し、外国産、養殖物が幅を利かす。
一年中獲れるが、関西では春先から5〜6月、関東では5〜7月、由比ではみかんの花が咲くころに絶頂を迎える、というのが定説だが、定説には例外があり、10〜11月ごろのも大変に美味である。8月でも中には産卵をしていないものもあり、どの魚体を選ぶかが板前の目の利き所でもある。長く生きれば生きるほど、例外に当たる確率は高くなるのだと思います。
アジは普通、回遊しているのだが、ごく稀にその土地の湾中に根付き、回遊をやめてしまうアジがいて、丸々太り、金色に輝く色彩を放つ。関サバもそれである。
魚の代表といっても良いような整った栄養成分を持っている。たんぱく質18.7%、脂質6.9%で、ビタミンB1,B2も多い。
